12月の花 すいせん

すいせん
英名 ナルシサス
分類 ゆり目・ヒガンバナ科・すいせん属
花ことば 尊敬・自尊・自誇
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漢名「水仙」の音読みに由来する。ラッパ水仙と日本水仙とに大別できその品種の数は一九五四年に英国王立園芸協会へ登録されただけで一万一千余種あったそうです。毎年数百種の新種が追加されています。
ここでは、房州、伊豆、越前、淡路、佐賀等日本の暖地に自生している、いわゆる「にほんすいせん」に付いて、源平の頃、越前、居倉区の沖の遭難船から救い出された美女をめぐって、兄弟争いか生じ、これを、仲直りさせるには、我が身を引く以外にないとその娘は、海に投じました。ついでその弟も後を追って沈みました。翌春、居倉の浜に、今までに見たこともない美しい花が流れつきました。昨年身を投じた娘の化身がその霊を慰めるため、村人は、その花をこの浜に植えました。
今、越前の海岸には、水仙の大群生地がありますが、これが、その「興」だといわれます。すいせんの日本ヘの経路、又時期はあまりさだかではないようですが、この話は、すいせんが中国原産の植物であることからそれらしい物語だと思います。一重咲きを、漢名で「金盞銀台」といいますがこの花の姿のものです。「しろがねの台にこがねの盃の花はいはずと人やすいせん」 蜀山人
めでたい花として使用されますが、この花が高潔、可憐なのと寒中でもりりしく、春を待ち続けて咲く姿からでしよう。またその香りの品の良さも他の花と比しても群を抜いています。その容姿、香気の品の良さを形容して、
三清 たけ・うめ・すいせん
三君 うめ・すいせん・ちんちょうげ
四君 たけ・うめ・きく・すいせん
等と呼ばれます。又、雪中花といえぱすいせんの事です。八重咲は、玉玲瓏と呼ばれます。福井県の県花。
第20号 1982.12