7月の花 わすれぐさ ~かんぞう~

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分類ユリ学名ヘメロカリス ユリ科 ワスレグサ属
この仲間は大変種類が多く、日本、朝鮮、中国等に三十種位分布しているといわれ、自生地によるわずかな違いや、自然の雑種と思われるものがあって種類の分類は難しい。古くから栽培されていて、十六世紀頃ヨーロッパへ入り、改良され、二十世紀になつて米国に渡り改良がさかんに行われ最近では、数千種に登る種類が作られているといわれます。県内でもこの仲間の自生地は沢山あって、このヤブカンゾウは市内でも川の土手などで容易に目にする事が出来ます。この花は八重咲きですが一重咲きの「ノカンゾウ」、一寸大型のハマカンゾウン、と共に花は朝開いて夕にしぼむ一日花。一方キスネといわれる仲間は夕方開花して翌日の午前中にしぼむのでユウスゲという別名がある。朝露高原あたりで群生が見られます’が、夕もやの中に咲く様はマコト美しく、一見をおすすめしたい。日本で古くから庭などに植えられている丈の低いヒメカンゾウといわれるものは、ゼンテイカと呼ばれるニッコウキスゲの仲間と考えられます。この種の花は昼咲きです。北海道原生花園の二種はエゾキスゲ、こちらは夜昼咲き。以上が大よその自生種ですが、もともと日本の自生種から改良された外国種も、日本風土にはよく合いどこでもよく育っています。こちらはデーリリー。色もカラフル、花も大型、季節も春から秋まで楽しい花です。若葉は食用にもなります。中国ではこの花を見て憂いを忘れるという故事がありワスレグサの名もそこからきたのでしょう。野萱草、薮萱草と書きますが、中国では忘れるのに萱の字をあてるのでこの字が使われています。
第十四号 1982/7〕