6月の花 アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの見分け方
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの見分け方
これら三つの花々はよく皆さんに親しまれていますが、これらの区別がよく」知られていないようです。
この仲間は、池や水田のような水のある所でないと育たないと思われていますが、必ずしもそうばかりでなく、むしろ「アヤメ」は表のように、水湿地に植えてはならない。菖蒲も夏期の強い乾燥はいけないが、普通の土地で充分育ちます。カキツバタは水がないと良い花は得られません。カキツバタとアヤメは、時期を同じに咲きます。アヤメはまちの中でもよく見かけますし、丘陵地の庭などでも見かけます。四月下旬から五月中旬位の間、前述の場所で咲いているのは殆んどといっていい位アヤメでしょう。
市内でカキツバタが植えてある所はほんの数ヶ所の水のある所だけです。又、カキツバタには四季咲と一期咲とがあって、初春、春、初夏、夏、秋、晩秋とそれぞれ風情の違った姿が眺められます。若しこの時期にアヤメとカキツバタを同時に手になさったら、葉の色が黄色で、巾が広い方が「カキツバタ」、葉の巾狭く、緑が濃くて、花が小さいほうがアヤメです。菖蒲は五月下旬から六月にかけて、白、紫、覆輪、ピンク、紅ボカシ、青紫と何百種類かの品種と色取りで鉢植えなどにもつくられています。草丈もアヤメより余程高く、花はアヤメ科の中では最も大輪でもっとも美しいです。この時期はアヤメ、カキツバタ、共に花期は終わっていますので混同することはないと思います。
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第13号 1982年6月