12月の花 シクラメン
花ことば 内気・はにかみ 恋心
この仲間には約十四種の野性種があるといわれ、地中海沿岸地域(ギリシャ・シリア)に広く分布し、
低い山地の岩場や雑木林がふるさとです。
語源はギリシヤ語のシクロスから出たもので、円盤の意、花後、花茎が螺旋形に巻いて輪形になることからで、和名のかかりび花は牧野富太郎先生(植物学者、故人)がつけられた名前ですが、先生が新宿御苑に兼務されている頃、見学の婦人がこの花を見て「かがりびみたい」といったのを耳にして名付けたといわれます。内気、はにかみ、恋心の花ことばがあり、花が下を向いて咲く為だとか。
贈り物等に使われる鉢花の代表種で、年間一千万鉢以上の生産があります。花形、花名、形態はわが国だけでも二十種以上もあります。
渡来は明治二十五年頃で一般に栽培、販売されるようになったのは、明治二十七年~三十八年以後のようです。管理方法は、ガラス越しの陽当たりの良い窓辺に置き、ストーブなどで暖房してある室内をさけ、昼夜の温度差が極端に違わないようにして下さい。水やりは鉢土の表面が乾いたら、たっぷり与えて下さい。一時に花を沢山咲かせ過ぎると株がつかれるので、先に咲いた花から早く抜きとり、抜きとつた花は変形花器やグラスないし小品花の素材として使うと楽しい、いけ花になります。
花期は十二月~四月頃で、夏の高温多湿に弱いのでこの時期は、涼しい風通しのよい所であまり水を与えず、九月上旬に新しい用土に鉢を一回り大きくして植えかえてやると二年目にはより大株になります。繁殖は実生により、球茎は自然に分球する事はありません。
かがりび花 ぶたのまんじゅう
さくらそう科